人口動態および2025年介護サービス受給者の推計ソフト

2010年3月、地域包括ケア研究会が報告書を発表しました。報告書では団塊の世代が全員75才以上となり後期高齢人口が急速に増加する2025年には、地域包括ケアシステムが構築されている必要があるとしました。
地域包括ケアシステムとは「概ね中学校区単位で、個々人のニーズに応じて、365日24時間、医療・介護等の様々なサービスが適切に提供できるような地域での体制」であり、そのコーディネーターは地域包括支援センターであるとされました。
また、その実現のためには、市町村行政や専門職団体および住民が2025年へ向けて協働することが求められています。
しかし、行政や専門職等の現場では、2025年の状況や地域包括ケアの明確なイメージを持てずに悩んでいることが少なくありません。
そのため、このままでは行政も民間も住民も効果的・計画的な努力ができないまま2025年を迎える地域が続出する可能性が否定できないため、この状況を打開するための対策を当委員会において検討しました。
その結果、「2025年の明確なイメージ」を持てないために動けない人々がいるのだとすれば、「2025年の明確なイメージ」を誰もが簡単に推計できるようにすればいいのではないかと考えました。
我が町が2025年に大変なことになるかもしれないことが分かれば、誰もが何とかしようと思うだろうし、また、2025年から逆算して計画的に準備ができるかもしれません。
このような思いから、国立社会保障・人口問題研究所 川越 雅弘氏の協力を仰ぎ2025年推計ソフトを作成しました。
この2025年の推計ソフトが、皆さんの地域における地域包括ケア実現への一助になることを期待しています。

地域包括ケア対策委員会

あなたの街の未来が分かる! 2025推計ソフトの使い方

1.パワーポイント「あなたの街の高齢化予想グラフを作ろう」をスライドショーでご覧ください。

その手順に従い、エクセル「これに入れるだけ人口推計表」を埋めていくだけで、人口動態推計とそのグラフができます。

2.次にパワーポイント「各市の2025介護サービス受給者数推計法」をスライドショーでご覧ください。

その手順に従い、エクセル「これに入れるだけ介護サービス受給者数推計」を埋めていくだけで、2025介護サービス受給者数推計表ができます。

3.同時にエクセルの下のほうに、家族介護力の条件別の自宅・特定施設・施設での介護サービス受給者数がグラフつきで完成します。

4.その下には、サービスを要する虚弱高齢者数の推計を載せています。

5.個人の努力で埋めていただく項目は、下記の2つのみです。

1)市内のグループホーム+特定施設(介護ができる住宅)の床数
2)市単独サービスを受けている非認定高齢者数(特定高齢者候補者数でも可)

2025年の家族介護力、財政、生産年齢人口、在宅ケアのレベルなどを検討し、あなたの街の2025年を推計してみましょう。

具体的な検討事項例:

  • 施設、特定施設の計画的整備
  • 在宅ケアでの医療・リハ・介護連携、病院・在宅介護連携、病院・在宅医療連携
  • リハサービスのあり方
  • 虚弱高齢者対策(地域全体での介護予防、住民の助け合い活動育成)
  • その他、これからの12~13年で解決すべき課題は?