
Research Project
研究事業報告
令和6年度老人保健事業推進費等補助金
(老人保健健康増進等事業分)
全国における地域リハビリテーション体制の調査研究事業
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目 的
本会は平成11年「地域リハビリテーション支援活動マニュアル」を作成、全国の地域リハビリテーションの推進に努め、「地域リハビリテーション推進のための指針」に基づき都道府県の体制整備も支援し、平成26年、地域リハビリテーション活動支援事業が創設され、市町村におけるリハ専門職の活用等にも積極的にかかわってきました。このような活動の下、本会が実施した令和3年度調査事業において、都道府県におけるモデル事業等を通じて、都道府県医師会等の関係団体・機関との連携・協働の重要性を明らかとし、令和4年度に実施した研修事業を通じて、効果的な市町村支援に向けた地域リハビリテーション支援体制の整備を促進してきました。
あわせて第9期介護保険事業支援計画の基本的記載事項として、都道府県医師会をはじめとした関係団体・関係機関等の保健・医療・福祉の関係者で構成される協議会を設け、リハビリテーション連携指針を作成すること、都道府県リハビリテーション支援センターにおいてリハビリテーション資源の把握や行政・関係団体との連絡調整を行いつつ、専門職等の派遣調整を進めることが重要であると記されました。同様に市町村は地域の医師会をはじめとした関係団体・関係機関等との協議の場を設け、具体的な取組内容を検討・実施することが重要であるとされています。
そこで、本事業では都道府県および市町村における医師会等の関係団体・機関との連携・協働を軸とした地域リハビリテーション支援体制の整備に関する実態と課題を把握し、体制整備に向けたモデル事業を通じて、地域リハ支援体制の整備および深化に資する研修会の開催し、地域リハビリテーションの全国的な推進を図ることを目的としました
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事業内容
1.調査事業:都道府県・市町村担当者および都道府県医師会等の関係団体・機関を対象とした実態調査を実施。
2.伴走支援:都道府県を対象とした地域リハ支援体制の整備に向けた伴走支援(モデル事業)を実施しました。
3.研修事業:調査およびモデル事業の結果を踏まえ、基本的な内容を主とした研修動画を作成し、地域リハ支援体制の構築に資する集合研修を2会場にて開催しました。
詳細については、下部に添付した資料等をご参照ください。
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事業実施機関
一般社団法人 日本リハビリテーション病院・施設協会
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本事業報告書
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地域リハビリテーション研修会[基本編]動画
※動画の視聴時間は、1コマ約20分~30分です。YouTubeでのご視聴となります。
区分 | 講義名 | URL |
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総論 | 地域リハビリテーションの「今まで」と「これから」 :地域リハビリテーションの意義と効果および展望 講師:浜村 明徳 先生 (小倉リハビリテーション病院 名誉院長) |
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実践 報告 | 生活を支援する地域の多様な資源(支援)を生み出す地域リハ支援体制 : 市町村が実践する地域課題の分析や関係者との協働に対する支援の実践 講師:太田 直樹 氏 (千葉県千葉リハビリテーションセンター 地域支援センター地域リハ推進部) |
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介護予防の取り組みを進める地域リハのネットワークづくり : 専門職間や地域住民間のネットワークづくりに対する支援の実践 講師:佐藤 英雄 氏 (いわてリハビリテーションセンター 機能回復療法部 部長) |
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多様な地域資源を活かす介護予防ケアマネジメントと当事者支援 : 市町村が実践する各種事業に対する支援の実践 講師:駒井 敦 氏 (霞ヶ関南病院 地域リハビリテーション・ケアサポートセンター 副主任) |
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地域リハの体制と共に進む医療介護連携 : 市町村おける医療介護連携に対する支援の実践 講師:相見 真吾 氏 (兵庫県立総合リハビリテーションセンター 地域ケア・リハビリテーション支援センター 課長補佐) |
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※資料は下記URLよりダウンロードしていただけます。お手元にご準備のうえご視聴ください。
※資料の改変使用等はお断りしております。ご注意ください。